Copyright © SWsoft, 2000-2002 Acronis MigrateEasy ユーザーズガイド
10 第 2 章 Acronis MigrateEasy のインストールとご使用にあたって 第2章 Acronis MigrateEasyのインストールとご使用にあたって 2.1 Acronis MigrateEasyのパッケージ Acronis MigrateEasyのパッケージには、次の
Acronis MigrateEasy 11 2.3 インストール Acronis MigrateEasyをインストールするには、次の作業を行います。 1. Acronis MigrateEasyのインストールディスクを CD-ROM ドライブに挿入し、インストール手順を開始します。 2
12 第 2 章 2.4 Acronis MigrateEasyの修復とアップグレード ソフトウェアのアップグレードや修復を行うにはMigrateEasyのインストールプログラムを再度実行します。インストールプログラムは、MigrateEasyが既にコンピュータにインストールされているかどうか
Acronis MigrateEasy 13 ウィザードのページにはヘルプ はありません。各ページには、そのページとページ内のコントロールの目的についての詳細な説明があるため、ヘルプは用意されていません。さらに、それぞれの場面で各コントロールを選択した場合の影響についても詳細に説明されてい
14 第 2 章 プログラムは、コンピュータに 2 つ以上のハードディスクがインストールされている場合にのみ動作可能です。ハードディスクが 1 つしかない場合は、次のメッセージが表示されます。 ウィザードの次のページは、新しいハードディスクへのデータ転送に関する作業を実際に開始するページです
Acronis MigrateEasy 15 2.8 移行シナリオ プログラムを起動する前に、このプログラムによって何が実現できるのかを確実に知っておく必要があります。考えられる作業シナリオの詳細を次に示します。ここでは、主なシナリオとその結果のみを紹介します。 2.8.1 自動アップグ
16 第 2 章 Acronis MigrateEasy のインストールとご使用にあたって 2.8.2 手動アップグレード 手動アップグレードでは、より自由な設定が可能です。もちろんパーティションとデータを新しいハードディスクへ転送する必要はありますが、新しいハードディスクの用途や、元のハー
Acronis MigrateEasy 17 第3章 自動アップグレード 自動アップグレードは、すべてのパーティションを新しいハードディスクのサイズにあわせて比例的にサイズを調整し、元のハードディスクの正確なコピーを作成します。ほとんどの場合、この機能を選択して問題ありません。 [Welc
18 第 3 章 3.1 移行元ハードディスクの選択 次に、データの移行元となるハードディスクを指定する必要があります。 移行元ハードディスクの選択 このページに表示される内容は、どのハードディスクを移行元にしてどのハードディスクを移行先にするかを判断するのに役立ちます(ディスク番号、ボ
Acronis MigrateEasy 19 3.2 移行先ハードディスクの選択 [移行先ハードディスク]ページで、データの移行先に指定するハードディスクを選択します。 前のページで移行元ハードディスクとして指定したハードディスクは、このページでは淡色表示され、選択できなくなっています。
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20 第 3 章 3.3 移行先ハードディスクが空でない場合 次の手順で、プログラムは移行先ハードディスクが空の状態かどうかを調べます。空でない場合はその旨が通知され、[移行先ハードディスクに存在するパーティション]ページが表示されます。この場合、移行先ハードディスクにいくつかのパーティショ
Acronis MigrateEasy 21 転送前の移行元ハードディスクのパーティションと転送後の移行先ハードディスクのパーティションを示す、[ハードディスクの構成]ページが表示されます。 [ハードディスクの構成]ウィンドウ この段階では、プログラムは実際の処理を実行していないことに注
22 第 3 章 3.4 アップグレードシナリオウィンドウ 次のページには、作成されたシナリオの内容が表示されます。 最終的なアップグレードのシナリオ これはウィザードの最後のページで、この後でシナリオが実行されます。この段階ではプログラムは処理を実行していません。アップグレードのシナリオ
Acronis MigrateEasy 23 このメッセージが表示されたら PC の電源を切り、ハードディスクのジャンパ(新しいハードディスクのジャンパも含む)の位置を目的に合わせて変更する必要があります。 3.5 安全性 次のことに充分な注意を払ってください。ハードディスクを操作している
24 第 4 章 手動アップグレード 第4章 手動アップグレード 手動アップグレードモードでは、プログラムの動作と機能を完全に制御することができます。 手動アップグレードでは、次のことが可能です。 1. ハードディスクを起動用として使用するか、追加のデータストレージとして使用するかを選択
Acronis MigrateEasy 25 4.1 ハードディスクを起動用にする [新しいハードディスクの用途]ページで、オプションボタンを[起動用ドライブとして使用]に切り替えます。 [新しいハードディスクの用途]ウィンドウ
26 第 4 章 [移行元ハードディスク]ページで、データのコピー元となるハードディスクを選択します。 [移行元ハードディスク]ウィンドウ 手動アップグレード
Acronis MigrateEasy 27 4.2 移行先ハードディスクの選択 [移行先ハードディスク]ページで、データのコピー先となるハードディスクを選択します。 [移行先ハードディスク]ウィンドウ
28 第 4 章 移行先ハードディスクにパーティションが存在する場合(この場合データが存在する可能性もあります)は、[移行先ハードディスクに存在するパーティション]ページが表示されます。 移行先ハードディスクにパーティションが存在する場合に表示されるウィンドウ この場合は次の処理から選択しま
Acronis MigrateEasy 29 4.3 元のハードディスクの処置 次の手順では、元のハードディスクの処理方法をウィザードに指示する必要があります。ウィザードには 3 つのオプションが用意されています。 • 元のハードディスク上に新しいパーティションを作成する。 • 元のハ
Acronis MigrateEasy 3 目次 はじめに ... 5 第 1 章 移行の準備 ...
30 第 4 章 オプションボタンを[データを消去]に切り替えて次へ を押すと、[消去パラメータ]ページが表示されます。このページで、データを消去する方法を[クイック]と[通常]から選択します。 この 2 つの方法は、データ消去の速度とセキュリティレベルの点で異なります。 データ消去用のパラ
Acronis MigrateEasy 31 次の手順では、元のハードディスクから新しいハードディスクへパーティションを移行する方法を選択します。 新しいハードディスクへパーティションを移行する方法 ウィザードには 3 つのオプションが用意されています。 • 現状のままでのデータの移行
32 第 4 章 「現状のまま」のデータ移行と「移行先にあわせる」データ移行については説明したとおりです。ここでは「手動」移行モードについてのみ説明します。 [手動によるレイアウト]ページが表示されます。 パーティションのサイズと位置 ([レイアウト変更を行う]チェックボックスが選択可能)
Acronis MigrateEasy 33 パーティションのサイズと位置が表示されたページから、[パーティションの選択]ページに移動します。 移動またはサイズ変更するパーティションの選択 このページにはディスク番号 2 のハードディスクが表示されます。この構成を、パーティションのサイズを
34 第 4 章 次に、[サイズと位置]ページに移動します。 [サイズと位置]ウィンドウ ここでは、選択したパーティションのサイズと位置を変更できます。設定可能なパーティションの最小サイズが表示されます。この例では 39.19MB ですが、この値はパーティション内の実際のデータ量によって異な
Acronis MigrateEasy 35 次のウィザードページには、移行元ハードディスクがパーティションの存在しない空のハードディスクとして表示されます。この説明では、このハードディスクに新しいパーティションを作成することに決定しています。 [新しいパーティション]ウィンドウ(移行元ハ
36 第 4 章 次の[ファイルシステムの種類]ページでは、新しいパーティションで使用するファイルシステムを選択します。 [ファイルシステムの種類]ウィンドウ MigrateEasyには、次のオプションが用意されています。 • ファイルシステムを作成しない。 • FAT16、FAT32、
Acronis MigrateEasy 37 Linux の場合は、[ファイルシステム:]のオプションボタンを[Ext2]、[Ext3]、[Linux Swap]、または[ReiserFS]に切り替えます。 次の手順の[パーティションの種類]ページでは、新しいパーティションの種類として[プラ
38 第 4 章 4.4 パーティションのサイズと位置 次の手順の[サイズと位置]ページでは、新しいパーティションの位置を選択します。 パーティションのサイズと位置 この図の数値はそれぞれのケースで異なりますが、図の内容そのものは非常に重要です。 まず、[パーティションサイズ]フィールドで
Acronis MigrateEasy 39 グラフィカルインターフェイスの機能を使うこともできます。四角形の領域の右端にある縦の浮き彫り線にマウスを置くと、マウスカーソルが左右に矢印が付いた垂直の 2 本線に変わります。マウスの左ボタンをクリックしたまま左に動かすと、四角形の領域の右端も左
4 目次 付録 A ハードディスクと BIOS のセットアップ... 48 A.1 コンピュータへのハードディスクの設置 ...48 A.1.1 一般的なハードディスクの設
40 第 4 章 4.5 パーティションラベル 次の手順では、[パーティションラベル]ページでパーティションラベルを入力します(これは必須ではありません)。「SYSTEM」などのパーティションラベルを入力します。 [パーティションラベル]ウィンドウ この機能は、目的が異なる複数のパーティシ
Acronis MigrateEasy 41 ラベルの入力後、再び[新しいパーティション]ページに戻ります。 SYSTEM プライマリパーティションが既に作成されている [新しいパーティション]ウィンドウ [新しいパーティションを未割り当て領域に作成]チェックボックスはまだ選択可能で、必要
42 第 4 章 4.6 アップグレードのシナリオ 次に、新しいハードディスクのインストールに関しての完成したシナリオのページが表示されます(元のハードディスク上にパーティションを作成するための設定も含まれています)。 最終的なアップグレードのシナリオ これはウィザードの最後のページで、こ
Acronis MigrateEasy 43 アップグレード処理が完了すると、アップグレードの完了を示すメッセージが表示されます。 このメッセージが表示されたら PC の電源を切り、ハードディスクのジャンパ(新しいハードディスクのジャンパも含む)の位置を目的に合うように変更する必要があります
44 第 4 章 この手順では、状況によって表示される内容が異なります。 1. 移行先ハードディスクが空である(ハードディスク上にパーティションが存在しない)。未使用領域の容量はハードディスクの容量と同じです。 [移行先ハードディスク]ウィンドウ(空の場合) プログラムは、ハードディス
Acronis MigrateEasy 45 2. ハードディスク上にパーティションがあるが、未使用の空きディスク領域もある。 [移行先ハードディスク]ウィンドウ(空ではない場合) プログラムは、ハードディスク上の未割り当て領域内にパーティションを作成することを提案します。
46 第 4 章 3. すべてのディスク領域がパーティションによって占められている。 この場合の[移行先ハードディスク]ページは次のとおりです。ディスク番号 2 のハードディスクには、ディスク容量と等しいサイズのパーティションが 1 つ含まれています。このハードディスクはフォーマットされてお
Acronis MigrateEasy 47 次に、[移行先ハードディスクに存在するパーティション]ページに移動します。 移行先ハードディスクにパーティションがある場合に表示されるウィンドウ [移行先ハードディスク上のパーティションを削除]を選択した場合、移行先ハードディスクは、ハードディ
48 付録 A ハードディスクと BIOS のセットアップ 付録A ハードディスクとBIOSのセットアップ この付録では、ハードディスクの機構に関する詳細情報、情報がハードディスクに格納される仕組み、ハードディスクをコンピュータに取り付けてマザーボードに接続する方法、BIOS を使用した
Acronis MigrateEasy 49 7. ブートデバイスを A:、C:、CD-ROM などのように設定します。この設定はMigrateEasyの起動方法によって異なります。起動用フロッピーディスクを使用する場合は、フロッピーディスクが最初になるように設定します。ブータブルCD を
Acronis MigrateEasy 5 はじめに 短時間でできるハードディスクドライブのアップグレード ついにそのときが来ました。今こそ、これまで先延ばしにしていた新しいハードディスクドライブへのアップグレードを実行に移すときです。大半の人は、アップグレードに積極的ではありません。これは
50 付録 A 以前のプラグはこのように設計されていなかったため、「IDE ケーブルをハードディスクソケットに接続する際は、マーク付きの芯線が電源ケーブルに最も近くなるようにする、つまりマーク付きの芯線をソケットの 1 番ピンに接続する」という経験則がありました。ケーブルとマザーボードの接続に
Acronis MigrateEasy 51 A.1.3 設置モードとジャンパ ハードディスクは、コンピュータ内にマスタまたはスレーブとして設置できます。ハードディスクの設置モードは、ジャンパと呼ばれるハードディスク上の特別なコネクタの位置によって決まります。 ジャンパは、ハードディスクの
52 付録 A 残念ながら、ハードディスクの説明に使われるマークは標準化されていません。使用しているハードディスクのマークが上述のものと異なることは珍しくありません。さらに、旧式のハードディスクの場合、1 つではなく 2 つのジャンパによって用途が定義されることがあります。ハードディスクをコ
Acronis MigrateEasy 53 A.2.1 セットアップユーティリティ BIOS には、コンピュータの初期構成を行うための組み込みのセットアップユーティリティがあります。セットアップユーティリティを起動するには、コンピュータの電源を入れた直後に開始する POST シーケンス中
54 付録 A ハードディスクと BIOS のセットアップ A.2.2 Standard CMOS Setup メニュー Standard CMOS Setup メニューのパラメータは通常、ハードディスクのジオメトリを定義します。PC にインストールされている個々のハードディスクに対し、
Acronis MigrateEasy 55 Translation Method は、セクタアドレスの変換に使用される方法です。このパラメータが登場したのは、BIOS でハードディスクの最大アドレス容量が 504MB(1024 シリンダ×16 ヘッド×63 セクタ×512 バイト)に制限
56 付録 A 数年前のオペレーティングシステムの起動シーケンスは、BIOS にハードコーディングされていました。オペレーティングシステムは、フロッピーディスク(ドライブ A:)またはハードディスク C:から起動可能で、それが BIOS が外部ドライブをクエリするシーケンスでした。BIOS は
Acronis MigrateEasy 57 A.2.4 AwardBIOS AwardBIOS でのハードディスクの構成例を、次に示します。 Celeron、Pentium II~III、AMD-K6/K7 プロセッサ用のマザーボードでハードディスクを構成するための一般的な AwardBI
58 付録 A ハードディスクと BIOS のセットアップ Primary Master 行を選択し、Enter キーを押して次のような画面に移動します。 AwardBIOS セットアップユーティリティ Main Primary Master [Auto] Item Spe
Acronis MigrateEasy 59 ↑キーと ↓キーを使用して User Type HDD の値を選択し Enter キーを押すと、次のような画面になります。 AwardBIOS セットアップユーティリティ Main Primary Master [User Type
6 はじめに 1. 新しいハードディスクを起動用ディスクとしてインストールし、元のハードディスクからインストールしたハードディスクにすべての情報を転送する。 この作業はすべて自動モードで実行できます。第 3 章「自動アップグレード」を参照してください。 元のハードディスクからのデータの
60 付録 A ハードディスクと BIOS のセットアップ 新しいバージョンの AwardBIOS メニューには[Boot]項目があります。起動シーケンスを調整するための Award BIOS の[Boot]メニュー画面は、次のようになっています。 AwardBIOS セットアップユーティ
Acronis MigrateEasy 61 一覧から項目を選択するには ↑ キーと ↓ キーを使用し、一覧のデバイスを上下に移動するには+ キーまたは - キーを使用します。これにより、起動シーケンスが変更されます。起動シーケンスの選択例を次に示します。 AwardBIOS セットアップユ
62 付録 A Pentium、Pentium Pro(上述のプロセッサより旧式のプロセッサ)、およびAMD-K5/K6 プロセッサのマザーボード用 AwardBIOS の、Standard CMOS Setup 画面は次のようになります。 ROM PCI/ISA BIOS (2A69JA2A
Acronis MigrateEasy 63 A.2.5 ハードディスクの初期化エラー デバイスは、通常は正常に初期化されますが、エラーが発生する場合もあります。ハードディスク関連の典型的なエラーは、次のメッセージによって報告されます。 PRESS A KEY TO REBOOT このエラ
64 付録 B パーティションとファイルシステム 付録B パーティションとファイルシステム B.1 ハードディスクのパーティション ハードディスク全体を 1 つの単位としてアクセスする以外に手段がないと、非常に不便です。そこで、ハードディスクをいくつかの部分に分割して、さまざまな種類のデー
Acronis MigrateEasy 65 B.2 ファイルシステム オペレーティングシステムは、パーティション上に何らかの種類のファイルシステムをサポートします。これによって、ユーザーはデータを扱うことができるようになります。 すべてのファイルシステムは、データの格納と管理に必要な構造を
66 付録 B 通常、クラスタサイズが大きいと、無駄になるディスク領域も多くなります。 他の多くのファイルシステムと同様、FAT16 にもルートフォルダがあります。ただし、そのルートフォルダは他のファイルシステムとは異なり特別な場所に格納され、サイズも制限されています(標準のフォーマット
Acronis MigrateEasy 67 B.2.3 NTFS NTFS は、Windows NT/2000/XP の主要なファイルシステムです。その構造は公開されていないため、完全にサポートするオペレーティングシステムは他にありません。NTFS の主な構造は、MFT(Master F
Acronis MigrateEasy 7 第1章 移行の準備 Acronis MigrateEasyを効果的に使用するには、ハードディスクに関する最低限の基本的な知識を持ち、コンピュータとハードディスクとの間の働きを知っておく必要があります。ここでは、最も重要な情報のみを紹介します。ハー
8 第 1 章 Acronis MigrateEasyは、ハードディスクおよびそのハードディスク上のパーティションのみを操作します。これは次のことを意味します。 1. MigrateEasyの操作中はファイルもフォルダも表示されず、ハードディスク、パーティション、および両方のプロパティ(ディス
Acronis MigrateEasy 9 1.3 BIOS のセットアップ ハードディスク上のジャンパを適切な位置に設定し、電源およびデータケーブルに接続するだけでは充分ではありません。BIOS ( Basic Input/Output System)でハードディスクを正しく構成する必要も
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